2010.11.23 ヤミ金利用者、4割増の推計58万人 総量規制で“難民”流れる

違法な高金利で貸し付ける無登録の「ヤミ金融」の利用者が、今年6月の改正貸金業法の完全施行後に前年に比べ4割近く増え、推計で約58万人に上るとの調査を東京情報大の堂下浩准教授がまとめた。1人あたりの貸出残高を年収の3分の1までに制限する総量規制などで、借りられなくなった主婦や零細事業者がヤミ金に流れている可能性があるとしている。

調査は今年7月に無作為で選出した全国約9万4000人の成人男女を対象に実施。昨年5月
の同様の調査と比較した。

それによると、「ヤミ金業者を利用している」と答えた人は、0・7%となり、前年の0・5%から0・2
ポイント上昇した。

全国の成人人口から推計すると、今年7月の利用者は約58万人となり、昨年の約42万人から
38・0%増えた。貸金業の利用者数は現在約1千万人強といわれており、うち5%以上がヤミ金を利用したことになる。

消費者金融大手の武富士の破(は)綻(たん)の影響もあり、“借金難民”が増えているとみられ、「ヤミ金の潜在的な需要は大きい」(業界関係者)という。

堂下氏は「母子家庭などで正規の業者から拒絶され、やむなくヤミ金を利用するケースもある。 利用者の立場に立った改正貸金業法の見直しが必要」と話している。

  • 最終更新:2010-11-24 21:09:22

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